“丸太棒”の読み方と例文
読み方割合
まるたんぼう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見上げると、天井に交錯した丸太棒の上を、さいぜんの笑い声のぬしが、一匹の黒猫のように、眼にも見えぬ早さで走っていた。
人間豹 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
曳声を揚げて……こっちは陽気だ。手頃な丸太棒差荷いに、漁夫の、半裸体の、がッしりした壮佼が二人、真中に一尾の大魚を釣るして来た。魚頭を鈎縄で、尾はほとんど地摺である。
貝の穴に河童の居る事 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
テントのすぐ下には、荒縄でくくった丸太棒が縦横無尽に交錯していた。その丸太棒の一本に、ポッツリとのようにとまっている人の姿があった。
人間豹 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)