望遠鏡ぼうえんきょう)” の例文
「このぼんやりと白い銀河ぎんがを大きないい望遠鏡ぼうえんきょうで見ますと、もうたくさんの小さな星に見えるのです。ジョバンニさんそうでしょう」
銀河鉄道の夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
四人は四日分の食料しょくりょう準備じゅんびした、めいめい一ちょうの旋条銃せんじょうじゅうと、短じゅうをたずさえ、ほかにおの磁石じしゃく望遠鏡ぼうえんきょう毛布もうふなどを持ってゆくことにした。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
わたしも、そのそばへちかづくと、おじいさんが、おおきな望遠鏡ぼうえんきょうをすえつけて、おかねをとって、つきせているのでした。
水七景 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「わたしの望遠鏡ぼうえんきょうをお使いなさい。これをのぞけばはっきり見えます。」
不思議な島 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
けれど、一つ、一つ、ていくけれど、どものおもちゃとか、日用品にちようひんとか、もののようなものばかりで、望遠鏡ぼうえんきょうや、時計とけいのようなものをみせは、つかりませんでした。
緑色の時計 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「大きな望遠鏡ぼうえんきょう銀河ぎんがをよっく調しらべると銀河ぎんがはだいたい何でしょう」
銀河鉄道の夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
望遠鏡ぼうえんきょうで新たな発見があるまいものでもない。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
「ぼく、望遠鏡ぼうえんきょうが、ほしいな。」といったのです。すると、おじさんが
緑色の時計 (新字新仮名) / 小川未明(著)
またそのうしろには三本のあしのついた小さな望遠鏡ぼうえんきょうが黄いろに光って立っていましたし、いちばんうしろのかべには空じゅうの星座せいざをふしぎなけものへびや魚やびんの形に書いた大きながかかっていました。
銀河鉄道の夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
手品師てじなしは、ひがしほうくに市場いちばで、わかおんなが、きれいなはなっているのをって、そのしま庭園ていえんってかえることになりました。また、眼鏡屋めがねやは、ふねなかで、望遠鏡ぼうえんきょううつくしいつぼと交換こうかんしました。
花咲く島の話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「じゃ、いい望遠鏡ぼうえんきょうを、さがしてやろうかな。」といいました。
緑色の時計 (新字新仮名) / 小川未明(著)