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藻脱
ふりがな文庫
“藻脱”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
もぬけ
60.0%
もぬ
40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もぬけ
(逆引き)
おゝ、あはれ、
小
(
ささ
)
やかに
慎
(
つつ
)
ましい寐姿は、
藻脱
(
もぬけ
)
の殻か、山に夢がさまよふなら、
衝戻
(
つきもど
)
す鐘も聞えよ、と念じ
危
(
あや
)
ぶむ程こそありけれ。
処方秘箋
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
文学者
(
ぶんがくしや
)
を以て
大
(
だい
)
のンきなり
大
(
だい
)
気楽
(
きらく
)
なり
大
(
だい
)
阿呆
(
あはう
)
なりといふ事の
当否
(
たうひ
)
は
兎
(
と
)
も
角
(
かく
)
も
眼
(
め
)
ばかりパチクリさして
心
(
こゝろ
)
は
藻脱
(
もぬけ
)
の
売
(
から
)
となれる
木乃伊
(
ミイラ
)
文学者
(
ぶんがくしや
)
は
豈
(
あ
)
に是れ
人間
(
にんげん
)
の
精粋
(
きつすゐ
)
にあらずや。
為文学者経
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
、
三文字屋金平
(著)
藻脱(もぬけ)の例文をもっと
(6作品)
見る
もぬ
(逆引き)
昨夜の家が
藻脱
(
もぬ
)
けの空、がらんどう、入れておいた
早桶
(
はやおけ
)
ぐるみ死人も女房も影を消しているのに、二度びっくり蒸返しを味わった。
釘抜藤吉捕物覚書:04 槍祭夏の夜話
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
初は面白半分に目を
瞑
(
ねむ
)
って之に
対
(
むか
)
っている
中
(
うち
)
に、いつしか
魂
(
たましい
)
が
藻脱
(
もぬ
)
けて其中へ紛れ込んだように、
恍惚
(
うっとり
)
として暫く
夢現
(
ゆめうつつ
)
の境を迷っていると
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
藻脱(もぬ)の例文をもっと
(4作品)
見る
藻
常用漢字
中学
部首:⾋
19画
脱
常用漢字
中学
部首:⾁
11画
“藻”で始まる語句
藻掻
藻
藻屑
藻草
藻抜
藻塩草
藻蝦
藻汐
藻拔
藻海
“藻脱”のふりがなが多い著者
二葉亭四迷
内田魯庵
林不忘
泉鏡花
中里介山
泉鏡太郎