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藻抜
ふりがな文庫
“藻抜”のいろいろな読み方と例文
旧字:
藻拔
読み方
割合
もぬ
76.2%
もぬけ
23.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もぬ
(逆引き)
結局二人
藻抜
(
もぬ
)
けの
殻
(
から
)
みたいにさして、この世の中に何の望みも興味も持たんと、ただ光子さんいう太陽の光だけで生きてるように
卍
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
自
(
みずか
)
ら案内して戸を明けた家は、今は
藻抜
(
もぬ
)
けの
空
(
から
)
となって、金吾もお粂の姿も見えず、薬の香ばかりが壁に残る一番奥の四畳半。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
藻抜(もぬ)の例文をもっと
(16作品)
見る
もぬけ
(逆引き)
さてこそと取下して見ると中は
藻抜
(
もぬけ
)
の
殻
(
から
)
であった。
独
(
ひと
)
りで飛んで行った気づかいはないのである。
野草雑記・野鳥雑記:02 野鳥雑記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
小雨そぼ降る七夕の
昨夜
(
ゆうべ
)
久しく隠まって置いたかのお園は
何処
(
いずこ
)
へか
出奔
(
しゅっぽん
)
してしまったものと見え
今朝方
(
けさがた
)
寝床は
藻抜
(
もぬけ
)
の殻となり、残るは唯男女が二通の手紙ばかりという事である。
散柳窓夕栄
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
藻抜(もぬけ)の例文をもっと
(5作品)
見る
藻
常用漢字
中学
部首:⾋
19画
抜
常用漢字
中学
部首:⼿
7画
“藻”で始まる語句
藻掻
藻
藻屑
藻草
藻脱
藻塩草
藻蝦
藻魚
藻絵
藻汐
“藻抜”のふりがなが多い著者
モーリス・ルブラン
大阪圭吉
蘭郁二郎
吉川英治
泉鏡太郎
谷崎潤一郎
柳田国男
夢野久作
木暮理太郎
泉鏡花