トップ
>
藻拔
ふりがな文庫
“藻拔”の読み方と例文
新字:
藻抜
読み方
割合
もぬ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もぬ
(逆引き)
「それが親分、唯の行方不知とはワケが違ひますよ。何しろ内から戸締りをしたまんま、床が
藻拔
(
もぬ
)
けの
殼
(
から
)
で、寢んでゐた筈の娘が煙のやうに——斯う」
銭形平次捕物控:163 閉された庭
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
唐紙を押し倒すやうに飛込んで行くと、お糸の床は
藻拔
(
もぬ
)
けの
殼
(
から
)
で、その側に女中のお千代が、あまりの事に尻餅を突いたなり、ろくに口もきけません。
銭形平次捕物控:002 振袖源太
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「それが、翌る朝見ると床は敷いてあつたが、お姉樣は
藻拔
(
もぬ
)
けの
殼
(
から
)
であつたと言ふんでせう。——床の中で聲を掛けたとすると、その後で着換をして脱出したわけですね」
銭形平次捕物控:163 閉された庭
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
藻拔(もぬ)の例文をもっと
(2作品)
見る
藻
常用漢字
中学
部首:⾋
19画
拔
部首:⼿
8画
“藻”で始まる語句
藻掻
藻
藻屑
藻草
藻抜
藻脱
藻塩草
藻蝦
藻魚
藻絵