“歓呼”のいろいろな読み方と例文
旧字:歡呼
読み方割合
かんこ85.7%
くわんこ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かれの軍が、大坂へもどると、難波なにわの津から一変した新しきこの大都市の住民は、道や城の附近へ押し寄せ、夜まで、歓呼かんこしていた。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
つめたいしめった空気がしんとみんなのからだにせまったとき子供らは歓呼かんこの声をあげました。そんなには高くふかくしげっていたのです。
ふねよりふねわたりて、其祝意そのしゆくいをうけらるゝは、当時そのかみ源廷尉げんていゐ宛然えんぜんなり、にくうごきて横川氏よこかわしとも千島ちしまかばやとまでくるひたり、ふね大尉たいゐ萬歳ばんざい歓呼くわんこのうちにいかりげて
隅田の春 (新字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
け、資本家しほんか利権屋りけんやの一たいのあげる歓呼くわんここゑを、軍楽隊ぐんがくたい吹奏すゐそうする勝利しやうりよしを!