“千島”の読み方と例文
読み方割合
ちしま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
実際千島ちしまカラフトの果てから台湾たいわんの果てまで数えれば、気候でもまず文化民の生活に適する限り一通りはそろっている。
カメラをさげて (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
しかし、それは南樺太恵須取山の旧火口ではなく、カムチャッカ半島に接した千島ちしま列島の北端の島へ抜けているのです。
地底獣国 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
夏の数カ月毎日のように、千島ちしま及び東部北海道を襲う魔の海霧を、何とかして克服しようというのが目的であった。
硝子を破る者 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)