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『カメラをさげて』
ふりがな文庫
『
カメラをさげて
(
)
』
このごろ時々写真機をさげて新東京風景断片の採集に出かける。技術の未熟なために失敗ばかり多くて獲物ははなはだ少ない。しかし写真をとろうという気で町を歩いていると、今までは少しも気のつかずにいたいろいろの現象や事実が急に目に立って見えて来る。つ …
著者
寺田寅彦
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「大阪朝日」1931(昭和6)年11月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約10分(500文字/分)
朗読目安時間
約17分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
板橋
(
いたばし
)
駄馬
(
だば
)
錦
(
にしき
)
銀座
(
ぎんざ
)
箒
(
ほうき
)
相剋
(
そうこく
)
洪水
(
こうずい
)
河岸
(
かし
)
椋鳥
(
むくどり
)
些末
(
さまつ
)
方
(
かた
)
掏摸
(
すり
)
孔雀
(
くじゃく
)
妖姫
(
ようき
)
和弦
(
かげん
)
台湾
(
たいわん
)
千島
(
ちしま
)
侶伴
(
りょはん
)