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『硝子を破る者』
ふりがな文庫
『
硝子を破る者
(
ガラスをやぶるもの
)
』
汽車はあいかわらず満員である。 吹雪で遅れ遅れするので、駅には前からの乗客が溜って益々混雑をひどくするらしい。 やっと窓際の席がとれて、珍しいことと喜んだのも束の間、硝子が破れているので、雪を雑えた零下十度の風が遠慮なく吹き込んで来る。とて …
著者
中谷宇吉郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「朝日評論」1946(昭和21)年8月1日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約14分(500文字/分)
朗読目安時間
約23分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
負
(
マイナス
)
終
(
おお
)
相
(
しょう
)
止
(
とま
)
苛
(
ひど
)
過
(
すご
)
御
(
お
)
表
(
あらわ
)
打付
(
うちつ
)
明
(
あきら
)
里
(
り
)
殆
(
ほと
)
拙
(
まず
)
秋
(
とき
)
或
(
あ
)
果
(
はた
)
雪嵐
(
ゆきあらし
)
最中
(
さいちゅう
)
零
(
ゼロ
)
糊塗
(
こと
)
経
(
た
)
細々
(
こまごま
)
蓙
(
ござ
)
盗
(
と
)
独逸
(
ドイツ
)
漸
(
ようや
)
蒙
(
こうむ
)
蒲団
(
ふとん
)
正
(
まさ
)
虞
(
おそ
)
襟
(
えり
)
要
(
い
)
諦
(
あきら
)
謎
(
なぞ
)
譬喩
(
ひゆ
)
身体
(
からだ
)
遭
(
あ
)
間
(
ま
)
闇
(
やみ
)
雑
(
まじ
)
齎
(
もたら
)
多寡
(
たか
)
一月
(
ひとつき
)
伯林
(
ベルリン
)
何時
(
いつ
)
作付
(
さくづけ
)
到
(
いた
)
刺戟
(
しげき
)
千島
(
ちしま
)
厄
(
やく
)
厖大
(
ぼうだい
)
可笑
(
おか
)
唯
(
ただ
)
喰
(
く
)
坐
(
すわ
)
外
(
ほか
)
外套
(
がいとう
)
滅茶
(
めちゃ
)
天辺
(
てっぺん
)
巧
(
うま
)
怪訝
(
けげん
)
慌
(
あわ
)
敗
(
ま
)
晦瞑
(
かいめい
)
暗澹
(
あんたん
)
暫
(
しばら
)
束
(
つか
)
樺太
(
からふと
)
機巧
(
きこう
)
一旦
(
いったん
)
此処
(
ここ
)
溜
(
たま
)