“厖大”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぼうだい98.1%
ばうだい1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
総持寺の厖大ぼうだいな建築や記念碑を見廻した時に私を襲った感じが、どういうものかこのケンプェルの挿絵の感じと非常によく似ていた。
雑記(Ⅰ) (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
スワンソン氏はタイムスの厖大ぼうだいな紙量の上に遠視眼鏡を置き、霧の朝の薄暗い室内を明るくする為に卓上電燈のスイッチを捻った。
バットクラス (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
あしたに生れて夕に死んで行くはかない運命の人間には厖大ばうだいな宇宙の力に対して、先天的に一種宗教的な性質を与へられてゐる事は事実です。それなしには人間は自然に対抗出来ないのです。