“かんこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:カンコ
語句割合
歓呼30.0%
喊呼18.3%
勘子11.7%
鹹湖8.3%
諫鼓6.7%
乾枯3.3%
官庫1.7%
諫皷1.7%
讙呼1.7%
乾涸1.7%
喊鼓1.7%
喚呼1.7%
官戸1.7%
寒子1.7%
岩罅1.7%
簡古1.7%
簪1.7%
鑵鼓1.7%
閑古1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つめたいしめった空気がしんとみんなのからだにせまったとき子供らは歓呼(かんこ)の声をあげました。そんなに樹(き)は高く深(ふか)くしげっていたのです。
喊呼(かんこ)して、翌る日は、京都へはいった。しかし、信長の館(やかた)に近づくと、一人として、槍を杖にも、立って歩ける兵はなかった。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「到頭大變が舞ひ込んで來やがつた。煮賣屋のお勘子(かんこ)が男をこしらへたつて、おれのせゐぢやないぜ、八」
クルック・タグの山麓(さんろく)には、海面下千呎(フィート)の深地がある。かつての鹹湖(かんこ)は今は大部分涸渇(こかつ)して、塩床の峻(けわ)しい砂礫地(されきち)である。
『西遊記』の夢 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
恐(おそ)れながらかんがへ學(まな)ぶへき事なり然るに舜帝のつゝみ世こぞつて諫鼓(かんこ)のつゝみと云(いふ)其後(そのご)程(ほど)なく天下よく此君(このきみ)にしたがひ徳(とく)になつきければ其皷(そのつゞみ)自然(しぜん)とほこりたまり苔(こけ)を生(しやう)し諸鳥(しよてう)も來りて羽(は)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
樹が多ければ、山が潤ふ、水が清くなる、空氣が好くなる、景色が乾枯(かんこ)と怪詭(くわいき)といふイヤな味を出さなくなる、人をして親しみと懷かしみとを覺えさせる。
華厳滝 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
先にやみをなで廻して、官庫(かんこ)の戸の内側をさぐッて行ったのは、先生(せんじょう)金右衛門であったらしいが、さわり合っているそばの者も、匂いで知るほか誰やら判じがつかない。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
官庫(かんこ)の扉が押ッ開かれている!
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
第一番に渡(わた)し諫皷(かんこ)は二番に渡(わた)しけるが或時(あるとき)の祭禮(さいれい)に彼猿(かのさる)の出し作(つくら)ふひまに先へ拔(ぬけ)たり此時よりして鳥の出し一番に渡(わた)るとの嚴命(げんめい)にて長(なが)く一番とはなりにけり是天下太平の功(こう)なり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
諫皷(かんこ)苔(こけ)ふかうして鳥(とり)おどろかずと申あへりいまもつぱら江戸(えど)大傳馬町(おほでんまちやう)より山王御祭禮(さんわうごさいれい)に皷(つゞみ)の作(つく)りもの出し祭禮の第一番に朝鮮(てうせん)馬場(ばば)において上覽(しやうらん)是あるなり往古(わうこ)常憲院(じやうけんゐん)さま御代までは南傳馬町の猿(さる)のへいを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
そう云えば、いつか人民が讙呼(かんこ)して、己を連れて廻ってくれた時
合唱者(讙呼(かんこ)する如く。)
水仙(ダフォデル)を手がけて最上の効果を期待していいためには、まず、排水の往き届いた、壚※(ろぼ)性粘土の乾涸(かんこ)せる花床(はなどこ)に、正五吋(インチ)の深さに苗を下ろし、全体を軽く枯葉で覆い、つぎに忘れてならないことは
踊る地平線:11 白い謝肉祭 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
喊鼓(かんこ)、天をつつみ、奔煙、地を捲いて
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
始めは自分の馬の鼻が相手の馬の尻とすれすれになっていたが、やがて一歩一歩二頭の距離は縮まった。狂気のような喚呼(かんこ)が夢中になった彼れの耳にも明かに響(ひび)いて来た。もう一息と彼れは思った。
カインの末裔 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
この家人(けにん)・奴婢(ぬひ)にも、公私の別がありまして、官に属する家人(けにん)相当のものは官戸(かんこ)と云い、つまり官戸(かんこ)・家人(けにん)・官の奴婢(ぬひ)・私の奴婢と、四通りになっております。
今まで僕らが東京で上等の椎茸と思っていた笠の大きな色の薄赤いのは最下等の種類だね。最上等のはここへ持って来た寒子(かんこ)の蝶花形(ちょうはながた)といって肉の厚い笠の小さいのだ。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
未明(みめい)食事を終(おは)りて出立し又水流(すいりう)を溯(さかのぼ)る、無数の瀑布を経過(けいくわ)して五千五百呎の高(たかき)に至れば水流全(まつた)く尽(つ)き、源泉は岩罅(かんこ)より混々(こん/\)として出で来(きた)る
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)
小説また徹頭徹尾描写をのみつづくるものにあらず、伝記めきたる説明かへつて簡古(かんこ)の功を奏することあり。落語講談時に他山(たさん)の石(いし)となすに足る。
小説作法 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
そうして釣竿を右と左と八(はち)の字のように振込(ふりこ)んで、舟首(みよし)近く、甲板(かっぱ)のさきの方に亙(わた)っている簪(かんこ)の右の方へ右の竿、左の方へ左の竿をもたせ
幻談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
それは、翌夕日没直後のことで、なにか鑵鼓(かんこ)のようなもので、舷側を叩く音がしたので、余は暗闇の海中に絞盤(ろくろ)を下ろさしめた。
人魚謎お岩殺し (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
五〇 死助(しすけ)の山にカツコ花あり。遠野郷にても珍しといふ花なり。五月閑古(かんこ)鳥の啼(な)く頃、女や子どもこれを採りに山へ行く。酢(す)の中に漬(つ)けておけば紫色になる。酸漿(ほほづき)の実のやうに吹きて遊ぶなり。
遠野物語 (新字旧仮名) / 柳田国男(著)