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涸渇
ふりがな文庫
“涸渇”の読み方と例文
読み方
割合
こかつ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こかつ
(逆引き)
さしもの幕府の
庫
(
くら
)
の金塊も、放漫な経理と、将軍綱吉や、その生母
桂昌院
(
けいしょういん
)
の湯水のごとき浪費とで、近年は
涸渇
(
こかつ
)
に
瀕
(
ひん
)
してきたのである。
大岡越前
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
才能の
涸渇
(
こかつ
)
だろうか? 肉体の衰弱による自信の減退だろうか?
喘
(
あえ
)
ぎながら、彼は、殆ど習慣の力だけで、とぼとぼと稿を続けて行った
光と風と夢
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
そして、悲しみや弱さや孤独のために、数年来腐食され
涸渇
(
こかつ
)
されて死滅に
委
(
ゆだ
)
ねられてる人々の心を、またよみがえらせていった。
ジャン・クリストフ:09 第七巻 家の中
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
涸渇(こかつ)の例文をもっと
(23作品)
見る
“涸渇”の意味
《名詞》
涸渇(こかつ、「枯渇」に「同音の漢字による書きかえ」がなされる)
乾燥して水(水分)がなくなること。
物や能力などが尽きること。欠乏すること。
(出典:Wiktionary)
涸
漢検1級
部首:⽔
11画
渇
常用漢字
中学
部首:⽔
11画
“涸”で始まる語句
涸
涸沢
涸々
涸沼
涸谷
涸底
涸渓
涸澤
涸燥
涸裂
“涸渇”のふりがなが多い著者
ロマン・ロラン
近松秋江
吉川英治
中島敦
葛西善蔵
南方熊楠
中里介山
正岡子規
森鴎外
中谷宇吉郎