“絞盤”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こうばん50.0%
ろくろ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
絞盤こうばんの歯車のきしむ音が船首と船尾とからやかましくえ返って聞こえ始めた。
或る女:1(前編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
それは、翌夕日没直後のことで、なにか鑵鼓かんこのようなもので、舷側を叩く音がしたので、余は暗闇の海中に絞盤ろくろを下ろさしめた。
人魚謎お岩殺し (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)