“絞出”の読み方と例文
読み方割合
しぼりだ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
可羞はづかしい、とはいへ心の底から絞出しぼりだした真実まことの懴悔を聞いて、一生を卑賤いやしい穢多の子に寄せる人が有らうとは。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
その途切れ途切れの胸から絞出しぼりだすやうな言葉、啜り泣く涙の響は猶降り止まぬ雨の木の葉に滴り屋根を打ち
歓楽 (旧字旧仮名) / 永井荷風永井壮吉(著)