“喚呼”の読み方と例文
読み方割合
かんこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
始めは自分の馬の鼻が相手の馬の尻とすれすれになっていたが、やがて一歩一歩二頭の距離は縮まった。狂気のような喚呼かんこが夢中になった彼れの耳にも明かにひびいて来た。もう一息と彼れは思った。
カインの末裔 (新字新仮名) / 有島武郎(著)