“玉女”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぎよくぢよ66.7%
ぎょくじょ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
したへ、したへ、けむりして、押分おしわけて、まつこずゑにかゝるとすると、たちままたけむりが、そらへ、そらへとのぼる。斜面しやめん玉女ぎよくぢよむせぶやうで、なやましく、いきぐるしさうであつた。
露宿 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
したまたたなありて金銀きんぎん珠玉しゆぎよくれり。西にしばうには漆器しつきあり。蒔繪まきゑあらたなるもののごとし。さてそのきたばうにこそ、たまかざりたるひつぎありけれ。うち一人いちにん玉女ぎよくぢよあり。けるがごとし。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
西方尾嚕叉広目天王さいほうびろしゃこうもくてんおう南方毘留勒叉増長天なんぽうびるろしゃぞうちょうてん北方毘沙門多聞天王ほっぽうびしゃもんたもんてんおう、四天にかたどる四方の柱千年万年ゆるぐなと祈り定むる柱立式はしらだて天星色星多願てんせいしきせいたがん玉女ぎょくじょ三神
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)