“蒔繪”のいろいろな読み方と例文
新字:蒔絵
読み方割合
まきゑ91.7%
まきえ8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蒔繪まきゑではあるが、たゞ黒地くろぢ龜甲形きつかふがたきんいただけことで、べつたいして金目かねめものともおもへなかつた。御米およね唐棧たうざん風呂敷ふろしきしてそれをくるんだ。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
言上に及ぶに光貞卿ふかよろこび然らばしばらくの内其方へあづおくべしとて城内二の丸の堀端ほりばた大木たいぼくの松の木あり其下へ葵紋あふひもんぢらしの蒔繪まきゑ廣葢ひろぶたに若君を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
蒔繪まきえも何んにもなく、眞鍮しんちうやニツケルを使つた精巧な出來は、その頃九州やさかひの鍛冶が打つた武骨——だが豪勢な感じのする日本出來の鐵砲ではなく