ばう)” の例文
江戸には未亡人敬の帰り去つた後、猶ばう霞亭のために処理すべき事があつたと見える。茶山は蘭軒に、「北条事に付これはかくせよ、かれはいかがせよと被仰下たく候」
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
久しからずしてばうじにし者共なり。
ばう広岡浅子夫人1・23(夕)
伊沢信階が宗家を養父ばう信栄の実子信美に譲つた年を、わたくしは仮に安永五年とした。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)