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『旅人』
ふりがな文庫
『
旅人
(
たびびと
)
』
斷崖絶壁の山道を往復四十里して、吉野川の下流、白地の村まで下つて來ると、恍惚の景色にも大分辟易して來てゐて、乘合自動車もろとも、河の中へ眞逆さまに落ちこんでしまひたくなつてゐる。 祖谷の山々が黄昏の彼方にかすみ、東京も遠いのであつたし、何も …
著者
林芙美子
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約15分(500文字/分)
朗読目安時間
約25分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
白地
(
はくち
)
蹲踞
(
しやが
)
女子
(
をなご
)
仇
(
あだ
)
合歡
(
ねむ
)
祖谷
(
いや
)
莾
(
ばう
)
道甚
(
だうじん
)
題名が同じ作品
旅人
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
旅人
(旧字旧仮名)
/
三好達治
(著)