“寶(ばう)” の例文
新字:宝
もつて遊興(いうきよう)なしける中平馬靱負の兩人相尋ねべき儀(ぎ)是(これ)あるに付所司代(しよしだい)御役宅(おやくたく)へ差出すべく旨日野殿へ掛合(かけあひ)ありしかば南無(なむ)三寶(ばう)と思ひ兩人申合其の夜の中に日野家を逐電(ちくでん)して願山(ぐわんざん)を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
存じて居(をる)に相違は有舞(あるまひ)サア眞直(まつすぐ)に白状(はくじやう)せよと意外(いぐわい)に出(いで)られ彌十は南無三寶(ばう)仕舞(しまつ)たりと思へども然有(さあら)ぬ體(てい)にて否々(いや/\)全く脇差は納(をさ)め物に相違御座りませぬと云ば役人は左右(とかく)汝(なん)ぢは不都合(ふつがふ)なる事を申ぞ脇差を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
せんとて日野家へ承まはる可(べき)儀有之候間安田平馬(へいま)佐々木靱負(ゆきへ)の兩人當役所へ差出さるべしと達しられしかば日野家に於ては何ごとならんと怪しまれしが安田佐々木の兩人は豫(かね)て覺(おぼ)えのあることなれば素知(そし)らぬ面は爲すものゝ心中に南無三寶(ばう)と思ひ其夜竊(ひそか)に兩人并びに願山とも申合せ跡を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)