“擬寶珠”のいろいろな読み方と例文
新字:擬宝珠
読み方割合
ぎばうし25.0%
ぎばうしゆ25.0%
ぎぼし25.0%
ぎぼしゆ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「兩國ですよ、間違ひはありません。擬寶珠ぎばうしの形で解りまさア」
貞任さだたふの昔忍ばるる夕顏瀬橋、青銅の擬寶珠ぎばうしゆの古色滴る許りなるかみなかの二橋、杉土堤すぎどての夕暮紅の如き明治橋の眺めもよく、若しそれ市の中央に巍然として立つ不來方城こずかたじやうに登つて瞰下みおろせば
葬列 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
道臣は神殿のあかがね擬寶珠ぎぼしでも盜みに來たものがあるのではなからうかと思ひつゝ、隨神門の扉を押し開いて、兩側に並んだ石燈籠の蔭や、中をくり拔けば大きな水風呂の幾つも出來さうな
天満宮 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
月の出の橋の擬寶珠ぎぼしゆに手をもた
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)