“擬音”の読み方と例文
読み方割合
ぎおん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから、シロホンをひっかいてかりかりかりと音を出す擬音ぎおん係もいるんだ。この音は骸骨の骨が鳴る音をきかせるんだ。これでちょうど人員は五人いるんだよ
骸骨館 (新字新仮名) / 海野十三(著)
ひゅうひゅうだの、ぎゅうぎゅうだの不愉快な擬音ぎおんばかり多くて、いかにも悪魔の歌らしく、不健康な、いやらしい感じで、とても朗読する気など起らなかった。落第したっていいんだ。
正義と微笑 (新字新仮名) / 太宰治(著)
かく薬莢やっきょうを拾わせたり、時にはタイヤをパンクさせて擬音ぎおんを利用したり、うまくごまかしていましたが、最後に赤星龍子嬢の傷口きずぐちによって一切のインチキは曝露ばくろしました。
省線電車の射撃手 (新字新仮名) / 海野十三(著)