“ぎぼし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
擬宝珠86.7%
擬寶珠6.7%
玉簪花6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
江戸風な橋の欄干の上に青銅からかね擬宝珠ぎぼしがあり、古い魚河岸があり、桟橋があり、近くに鰹節かつおぶし問屋、蒲鉾かまぼこ屋などが軒を並べていて
食堂 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
道臣は神殿のあかがね擬寶珠ぎぼしでも盜みに來たものがあるのではなからうかと思ひつゝ、隨神門の扉を押し開いて、兩側に並んだ石燈籠の蔭や、中をくり拔けば大きな水風呂の幾つも出來さうな
天満宮 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
葉は一葉はらんをいたく小さくしたるが如く、一つの茎に花の六つ七つ五つ咲くさまは玉簪花ぎぼしの如し。
花のいろ/\ (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)