“ぎばうしゆ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
擬宝珠50.0%
擬寶珠50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
暖簾のれんの色、車の行きかひ、人形芝居の遠い三味線の——すべてがうす明い、もの静な冬の昼を、橋の擬宝珠ぎばうしゆに置く町のほこりも、動かさない位、ひつそりと守つてゐる……
枯野抄 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
貞任さだたふの昔忍ばるる夕顏瀬橋、青銅の擬寶珠ぎばうしゆの古色滴る許りなるかみなかの二橋、杉土堤すぎどての夕暮紅の如き明治橋の眺めもよく、若しそれ市の中央に巍然として立つ不來方城こずかたじやうに登つて瞰下みおろせば
葬列 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)