ほろぶ)” の例文
自身に足るほどの物があつたら、それでえと満足して了うてからに手を退くやうな了簡りようけんであつたら、国はたちまほろぶるじや——社会の事業は発達せんじや。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
これも又家内の陰陽いんやう前後ぜんごして天理てんりたがふゆゑ家のほろぶるもと也。