“うせ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
58.3%
16.7%
16.7%
8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
勿論、お嬢さんの持って居る肉体の美は、れから二三十年も過ぎて、じょれて来ると同時に、何処いずこともなく消えうせてしまうには違いない。
小僧の夢 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
したゝはら掻切かききつうせたりけり是庄左衞門が非道の行ひによつて老體のちゝかく成行なりゆきしは庄左衞門が不義の手に掛りしも同じ事なりかくのち庄左衞門はしばら田舍ゐなか潜居かくれゐ外科げくわならおぼえ兩三年立て妻子を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
さるにても此まゝにてむすめごがうせ給はゞ我が命をめされ候へ、こゝにをられ候人々こそよき証人しようにんなれといひつゝ、赤裸あかはだかになりてかみをもさばき井のもとにはしりよりしたゝかに水をあび
る/\うちなみ蹴立けたてゝ、蒼渺そうびやう彼方かなたうせた。