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失
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うせ
ふりがな文庫
“
失
(
うせ
)” の例文
目「なに寒い……当月は八月である、
未
(
いま
)
だ残暑も
失
(
うせ
)
せず、夜陰といえども
蒸
(
いき
)
れて熱い事があるのに、手前は頭巾を被りたるは余程寒がりと見ゆるな」
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
勿論、お嬢さんの持って居る肉体の美は、
此
(
こ
)
れから二三十年も過ぎて、
彼
(
か
)
の
女
(
じょ
)
が
老
(
お
)
い
惚
(
ぼ
)
れて来ると同時に、
何処
(
いずこ
)
ともなく消え
失
(
うせ
)
てしまうには違いない。
小僧の夢
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
あな
侘
(
わび
)
し、今五年さきに
失
(
うせ
)
なば、父君おはしますほどに失なば、かゝる憂き、よも見ざらましを我一人残りとゞまりたるこそかへす/″\口をしけれ、我
詞
(
ことば
)
を用ひず
樋口一葉
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
みおやらの生れし床に、みおやらの
失
(
うせ
)
にし床に
海潮音
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
蔵ス
所
(
ところ
)
世ヲ経テ
失
(
うせ
)
サルカナ
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
▼ もっと見る
盜賊
(
たうぞく
)
呼
(
よば
)
はり
組頭衆
(
くみがしらしう
)
や
年寄衆
(
としよりしう
)
へ此
伯父
(
をぢ
)
が何の
面向
(
かほむけ
)
が成ものか
盜人
(
ぬすびと
)
猛々敷
(
たけ/\しい
)
とは汝が事なり兄九郎右衞門殿の
位牌
(
ゐはい
)
へ對して此九郎兵衞が云
譯
(
わけ
)
立
(
たゝ
)
ぬ汝が親九郎右衞門に
成代
(
なりかは
)
り此伯父が勘當する出て
失
(
うせ
)
ろと猶も
打擲
(
ちやうちやく
)
なす處へ
暫
(
しばら
)
く/\と
聲
(
こゑ
)
懸
(
かけ
)
一間より
直
(
つゝ
)
と出るや
否
(
いな
)
や九郎兵衞を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
みおやらの生れし床に、みおやらの
失
(
うせ
)
にし床に
海潮音
(新字旧仮名)
/
上田敏
(著)
失
常用漢字
小4
部首:⼤
5画
“失”を含む語句
失敗
失策
過失
紛失
失錯
失望
大失策
失笑
失礼
失敬
消失
紛失物
失踪
失禮
喪失
見失
遺失
茫然自失
大失敗
失念
...