“失笑”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふきだ80.0%
しっしょう5.0%
しつせう5.0%
わら5.0%
をかしさ5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「白い物が何でも査公おまわりさんなら、わしが頭の手拭も査公おまわりさんだんべえ」と、警句一番、これにはヘトヘトの一行も失笑ふきださずにはおられなかった。
本州横断 癇癪徒歩旅行 (新字新仮名) / 押川春浪(著)
君の手紙を見て、ぼくは失笑しっしょうを禁じ得なかった。とんでもない誤解だ。しかも君は、ぼくに対する判断を誤まっているばかりでなく、道江に対する判断をも誤まっている。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
そして彼女は、滝本の胸に顔をおしつけて堪らなさうに失笑わらひを怺へた。
南風譜 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
彼は奇麗きれいに光る禿顱とくろを燈下に垂れて、ツル/\とで上げ撫で下ろせり、花吉は絹巾ハンケチ失笑をかしさを包みて、と篠田を見つ
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)