“査公”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さこう60.0%
おまわりさん20.0%
おまわり20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たちまち見る詰襟白服の一紳士ステッキをズボンのかくしにつるして濶歩す。ステッキの尖歩々ほほ靴のかかとに当り敷石を打ちて響をなす事恰も査公さこう佩剣はいけんの如し。
偏奇館漫録 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
「白い物が何でも査公おまわりさんなら、わしが頭の手拭も査公おまわりさんだんべえ」と、警句一番、これにはヘトヘトの一行も失笑ふきださずにはおられなかった。
本州横断 癇癪徒歩旅行 (新字新仮名) / 押川春浪(著)
「荷物なんか構うものか。△△屋の前は知らん顔に素通りして、あとから宿屋の者を取りに遣る。ぐずぐずいったら査公おまわりに持って来て貰うさ」
本州横断 癇癪徒歩旅行 (新字新仮名) / 押川春浪(著)