“さこう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
査公37.5%
鎖港25.0%
左孝12.5%
左降12.5%
縒綱12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ゆきはいよ/\つもるともむべき氣色けしきすこしもえず往來ゆきゝ到底とてもなきことかと落膽らくたんみゝうれしや足音あしおとかたじけなしとかへりみれば角燈かくとうひかゆきえい巡囘じゆんくわい査公さこうあやしげに
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
横浜鎖港さこうの談判にも海外使節の派遣にもなんら誠意の見るべきものがないとし、将軍の名によって公布された幕府の攘夷もその実は名のみであるとしたそれらの志士たちも京都の一戦を最後にして
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
幇間ほうかん左孝さこうは、はだけた胸に扇の風をれながら、助け舟を出します。
「慧能ガ厳父ノ本貫ハ范陽はんようナリ。左降さこうシテ嶺南ニ流レテ新州ノ百姓トナル。コノ身不幸ニシテ父又早クもうス。老母ひとのこル。南海ニ移リ来ル。艱辛貧乏。まちニ於テ柴ヲ売ル」
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
鋼鉄の縒綱さこうが頂上の滑車に通り、いよいよ運転を開始したのは、もう七月も半ば過ぎていた。
禰宜様宮田 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)