“禿顱”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はげあたま33.3%
とくろ33.3%
はげ22.2%
あたま11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのなかには一人の禿顱はげあたまの老人が煙草盆を前にして客のような男と向かい合っているのが見えた。
ある崖上の感情 (新字新仮名) / 梶井基次郎(著)
彼は奇麗きれいに光る禿顱とくろを燈下に垂れて、ツル/\とで上げ撫で下ろせり、花吉は絹巾ハンケチ失笑をかしさを包みて、と篠田を見つ
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
や、戯謔じやうだんぢやない、今度は真面目まじめの話だ——ソレ、の向ふに北海道土人の阿房払あはうばらひ宜しくと云ふ怪物けだものが居るだらう、サウ/\、あの丸井の禿顱はげと話してる、——彼奴あいつ誠に人情を解せん石部党で
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
丸井は禿顱あたまでぬ「御最ごもつともで」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)