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禿筆
ふりがな文庫
“禿筆”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ちびふで
62.5%
とくひつ
37.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちびふで
(逆引き)
鼻紙を一枚、念入りに
皺
(
しわ
)
を
拵
(
こさ
)
えて、ガラッ八の膝の下に置くと、
禿筆
(
ちびふで
)
へたっぷり
墨汁
(
すみ
)
を含ませて、嫌がる手に持たせました。
銭形平次捕物控:043 和蘭カルタ
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
と、眉毛に火のつくなかで自若たる泰軒、ふところをさぐって取り出したのは殺生道中血筆帳の一冊、
禿筆
(
ちびふで
)
の先を小松数馬の斬り口へ塗って血をつけ——。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
禿筆(ちびふで)の例文をもっと
(10作品)
見る
とくひつ
(逆引き)
ふと思い立って
禿筆
(
とくひつ
)
を
呵
(
か
)
し、本書の主要部分である「キリスト教入門」の第三章以下、並びにはしがきに当たる「門をたたけ」の一篇を書き上げ
キリスト教入門
(新字新仮名)
/
矢内原忠雄
(著)
禿筆
(
とくひつ
)
を用ゐて作つた草体が奔放を極めてゐる。
引首印
(
いんしゆいん
)
と知足の
下
(
しも
)
の印一顆とがある。是が一つである。今一つは清川安策の五古で、是は文淵堂の
花天月地
(
くわてんげつち
)
中に収められてゐる。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
禿筆(とくひつ)の例文をもっと
(6作品)
見る
“禿筆”の意味
《名詞》
穂先が擦り減った筆。
自分が作成した文章を謙遜する語。
(出典:Wiktionary)
禿
漢検準1級
部首:⽲
7画
筆
常用漢字
小3
部首:⽵
12画
“禿”で始まる語句
禿
禿頭
禿山
禿鷹
禿顱
禿茶瓶
禿鷲
禿安
禿木
禿上
“禿筆”のふりがなが多い著者
矢内原忠雄
堺利彦
内田魯庵
林不忘
福沢諭吉
幸田露伴
野村胡堂
森鴎外
田山花袋