“禿鷹”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
はげたか93.8%
ヴァルチュア6.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
青年は右手に半ば諏訪山すはやまにかくれて禿鷹はげたかの頭のやうに見える真黒な丘をさしてかう云ふと、俯向うつむき乍ら下駄の歯で士を掻いてゐた。
いくら李逵が嫌のなんのといったって、師の呪縛じゅばくにかかっては、ネを抜かれた禿鷹はげたかも同様で飛び立つことはできません。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
数羽の禿鷹はげたかコンドルを壁の根もとに一列につないでおいて、その前方三ヤードくらいの所を紙包みにした肉をさげて通ったが、鳥どもは知らん顔をしていた。
とんびと油揚 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
もしラヴァーテル(訳者注 人相学の開祖)がその面相を見たならば、禿鷹はげたかと代言人との混同した相をそこに見いだしたであろう。
そこで禿鷹はげたかはなお迷いました。そして方々の山へ行ってはたずねましたが、どの山もみな国中で一番高いのは俺だというのです。
コーカサスの禿鷹 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
インドの禿鷹ヴァルチュアについて研究した人の結果によると、この鳥が上空を滑翔するのは、晴天の日地面がようやく熱せられて上昇渦流じょうしょうかりゅうの始まる時刻から、午後その気流がやむころまでの間だということである。
とんびと油揚 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)