“とくろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
禿顱75.0%
禿驢25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ト思ふ耳のはたに竹をひびききこえて、僧ども五三人ごさんにん一斉に声をそろへ、高らかにじゆする声耳をろうするばかりかしましさふべからず、禿顱とくろならびゐる木のはしの法師ばら、何をかすると
竜潭譚 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
一一四玲瓏れいろうとしていたらぬくまもなし。一一五ひとつともおもふころ、あるじの僧眠蔵を出でて、あわただしく一一六物をたづぬ。たづね得ずして大いに叫び、一一七禿驢とくろいづくに隠れけん。