“はげあたま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
禿頭83.2%
兀頭11.2%
禿顱2.8%
兀天窓1.9%
禿頭頂0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ほお、上に判然と書いてあるんだね。俺は、頭の上が禿げて見えねえから、禿頭はげあたまかと思って。——大頭おおあたまなのに、小頭こあたまと言うのも……」
或る部落の五つの話 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
角の質屋の旦那どのが御年始着だからとて針を取れば、吉はふふんと言つてあの兀頭はげあたまには惜しい物だ、御初穂おはつうれでも着てらうかと言へば
わかれ道 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「大事な所を禿顱はげあたまで、花ちやんにケチを付けられて仕舞しまつた、デ、篠田先生、其れからどうなりました、まるで小説の様でげすなア」と、丸井玉吾は煙草たばこに点火しつゝ後をうながす
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
といいかけて、兀天窓はげあたまを、はッとおさ
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
一本づつ引拔ひきぬき半分禿頭頂はげあたまにしてぢく/\と血の出る處へ太筆ふとふですみくろ/″\と含ませぐる/\と塗廻ぬりまはし夫より鹽水をそゝぎ懸て強くこすこみければ盜人はヒツ/\と聲を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)