“太筆”の読み方と例文
読み方割合
ふとふで100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
老人はふたりを送り出してから、大工に大きなけやきの板をけずらせ、それへ太筆ふとふでに墨をふくませて、「塙蘭医養生所はなわらんいようじょうしょ」と書いて
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一本づつ引拔ひきぬき半分禿頭頂はげあたまにしてぢく/\と血の出る處へ太筆ふとふですみくろ/″\と含ませぐる/\と塗廻ぬりまはし夫より鹽水をそゝぎ懸て強くこすこみければ盜人はヒツ/\と聲を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)