トップ
>
禿顱
>
はげあたま
ふりがな文庫
“
禿顱
(
はげあたま
)” の例文
そのなかには一人の
禿顱
(
はげあたま
)
の老人が煙草盆を前にして客のような男と向かい合っているのが見えた。
ある崖上の感情
(新字新仮名)
/
梶井基次郎
(著)
「大事な所を
禿顱
(
はげあたま
)
で、花ちやんにケチを付けられて
仕舞
(
しま
)
つた、デ、篠田先生、其れから
何
(
どう
)
なりました、
全
(
まる
)
で小説の様でげすなア」と、丸井玉吾は
煙草
(
たばこ
)
に点火しつゝ後を
促
(
うな
)
がす
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
これはよしんば奴の胸中が見え透いてゐたからとて、勢ひ
辞
(
ことわ
)
りかねる人情だらう。今から六年ばかり前の事で、娘が十九の年
老猾
(
おやぢ
)
は六十ばかりの
禿顱
(
はげあたま
)
の事だから、まさかに色気とは想はんわね。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
丸井老人ニユウと
禿顱
(
はげあたま
)
突き出しつ
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
禿
漢検準1級
部首:⽲
7画
顱
漢検1級
部首:⾴
25画
“禿”で始まる語句
禿
禿頭
禿山
禿鷹
禿筆
禿茶瓶
禿安
禿鷲
禿木
禿上