“ふきだ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
噴飯27.9%
噴出19.2%
吹出17.3%
放笑16.3%
失笑15.4%
噴笑1.9%
吐出1.0%
哄笑1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
Naiveな、可憐かれんな、見ていても噴飯ふきだしたくなるような連中だ。御蔭で私も紛れて行った。Iの方は私の家の大屋さんの娘だ。
千曲川のスケッチ (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
欲念、本能的衝動、思想などが、あたかも火山地帯から硫黄いおうの煙が噴出ふきだすように、相次いで飛び出してきた。そして彼はみずから尋ねた。
そのうちに、あつはひなかまつてかきあなからは、ぷう/\しぶ吹出ふきだしまして、けたかきがそこへ出來上できあがりました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
生徒らは皆一度に放笑ふきだした。ある者はその当て擦りの本体を明らかにしようとして、明らさまなまたひどい註釈をつけ加えた。
ざわざわと法廷に動揺が起こり、どこかでぷっと失笑ふきだした者がある、兼尾代官はちょっと小首をかしげたが、確たる自信をもってこう続けた
小法師こほうし噴笑ふきだした。
妖魔の辻占 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
住職も非常に困って檀家だんか狩集かりあつめて見張みはるとなると、見ている前で、障子がめらめらと、燃える、ひゃあ、ととびついて消す間に、うつばりへ炎が絡む、ソレ、と云う内羽目板から火を吐出ふきだ
一寸怪 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
あいちやんのかほたので、あいちやんは可笑をかしさにれず、哄笑ふきだしました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)