“ふきい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
噴井23.1%
噴出15.4%
吹井15.4%
吹出15.4%
嘘入15.4%
吹入7.7%
噴泉7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は娘と入れ違いに噴井ふきいの側へ歩み寄って、大きなたなごころすくった水に、二口三口のどうるおした。
素戔嗚尊 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
少年も噴出ふきいだしぬ。
化銀杏 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
煙草屋たばこや、うどん屋、医師いしゃの大きな玄関、へいの上にそびえている形のおもしろい松、吹井ふきいが清い水をふいている豪家の前を向こうに出ると、草のえたみぞがあって、白いペンキのはげた門に
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
いまうへにはにくくし剛慾がうよくもの事情じじやうあくまでりぬきながららずがほ烟草たばこふか/\あやまりあればこそたゝみひたひほりうづめて歎願たんぐわん吹出ふきいだすけむりして
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
〔最後に造りし〕形體既に成りて後、神の嘘入ふきいれ給ふ新しき靈(淨、二五・六七以下參照)。
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
にいよいよ動悸どうきたかく、みしめるそでなみだこぼれて、令孃ひめ暫時しばらくうちしてきけるが、吹入ふきい夜風よかぜたがたましひか、あくがるヽこヽろ此處こヽたへがたく、しづかにつて妻戸つまどせば
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)