“ふんせい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
粉韲50.0%
噴井25.0%
憤声25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どこにどうしていても差支さしつかえはない。ただ楽である。いな楽そのものすらも感じ得ない。日月じつげつを切り落し、天地を粉韲ふんせいして不可思議の太平に入る。吾輩は死ぬ。死んでこの太平を得る。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
羅馬ロオマに往きしことある人はピアツツア、バルベリイニを知りたるべし。こは貝殼持てるトリイトンの神の像に造りしたる、美しき噴井ふんせいある、大なる廣こうぢの名なり。
「皮肉な真似まねをいたす奴じゃ!」憤声ふんせいを洩らして、食ってかかりに来そうであったが
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)