“ふんさい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
粉砕63.3%
粉韲20.0%
粉碎6.7%
粉彩3.3%
粉粹3.3%
粉虀3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ドクトルはそのあとにらめていたが、ゆきなりブローミウム加里カリびんるよりはやく、発矢はっしとばかりそこになげつける、びん微塵みじん粉砕ふんさいしてしまう。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
一人ひとり左鬢さびんに、かすかなきづしろ鉢卷はちまきわたくし雀躍こをどりしながら、ともながむる黎明れいめい印度洋インドやう波上はじやうわたすゞしいかぜは、一陣いちじんまた一陣いちじんふききたつて、いましも、海蛇丸かいだまる粉韲ふんさいしたる電光艇でんくわうてい
二人はそのためにいつ粉碎ふんさいされるかも知れない氣持ちであつた。それは何であつたか?
天国の記録 (旧字旧仮名) / 下村千秋(著)
同時に、そうしたあやしき粉彩ふんさいも音楽も、背景も一切削除するなく、原書のまま書きすすめた。
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ガラツ八の疑ひを一擧に粉粹ふんさいする意氣込みで、金次郎は突つかゝつて來るのです。二十五にしては若々しい男で、何んか斯う情熱的なものを感じさせる、若旦那型の變り種でした。
針もて展翅板てんしばんへ留め居る眼前へ鼠群襲い来り、予が一疋の蝶に針さす間に先様から鼠に粉虀ふんさいされ、一方へ追い廻る間に他方より侵来して何ともなる事でなかった。