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噴井
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ふきい
ふりがな文庫
“
噴井
(
ふきい
)” の例文
お島は湯をぬくために、冷い
三和土
(
たたき
)
へおりて行った。目が涙に曇って、そこに
溢
(
あふ
)
れ流れている
噴井
(
ふきい
)
の水もみえなかった。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
彼は娘と入れ違いに
噴井
(
ふきい
)
の側へ歩み寄って、大きな
掌
(
たなごころ
)
へ
掬
(
すく
)
った水に、二口三口
喉
(
のど
)
を
沾
(
うるお
)
した。
素戔嗚尊
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
かれもこれも目を驚かさぬはなきに、車道の
土瀝青
(
アスファルト
)
の上を音もせで走るいろいろの馬車、雲に
聳
(
そび
)
ゆる楼閣の少しとぎれたるところには、晴れたる空に夕立の音を聞かせて
漲
(
みなぎ
)
り落つる
噴井
(
ふきい
)
の水
舞姫
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
噴
常用漢字
中学
部首:⼝
15画
井
常用漢字
小4
部首:⼆
4画
“噴井”で始まる語句
噴井戸