“放笑”の読み方と例文
読み方割合
ふきだ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くるりと向うを向いて怒った風をしたが、肩がぴくりとして、放笑ふきだしてしまった。それで皆も笑い出した。彼もただにやにや笑っていた。
月かげ (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
生徒らは皆一度に放笑ふきだした。ある者はその当て擦りの本体を明らかにしようとして、明らさまなまたひどい註釈をつけ加えた。
すると世界はパリーとともにばかとなる。それからパリーは目をさまし、目をこすりながら言う、「ほんとにおれはばかげてる!」そして人類の面前に向かって放笑ふきだす。