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掻切
ふりがな文庫
“掻切”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
かきき
40.0%
かっき
20.0%
かききつ
10.0%
かききり
10.0%
かきゝ
10.0%
かっきり
10.0%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かきき
(逆引き)
と云いつゝ短刀を右手の
肋
(
あばら
)
へ引き廻せば、おいさは
取付
(
とりつ
)
き
嘆
(
なげ
)
きましたが、丈助は立派に
咽喉
(
のど
)
を
掻切
(
かきき
)
り、相果てました。
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
掻切(かきき)の例文をもっと
(4作品)
見る
かっき
(逆引き)
あの細い
横町
(
よこちょう
)
の
方
(
ほう
)
に参り、庄三郎に突かれたなり右の手を持ち添えて、左から一文字にぐうッと掛けて切った、
此方
(
こっち
)
(左)の
疵口
(
きずぐち
)
から逆に右の方へ一つ
掻切
(
かっき
)
って置いて、気丈な新助
松と藤芸妓の替紋
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
掻切(かっき)の例文をもっと
(2作品)
見る
かききつ
(逆引き)
認
(
したゝ
)
め
腹
(
はら
)
掻切
(
かききつ
)
て
亡
(
うせ
)
たりけり是庄左衞門が非道の行ひに
因
(
よつ
)
て老體の
父
(
ちゝ
)
斯
(
かく
)
成行
(
なりゆき
)
しは庄左衞門が不義の手に掛りしも同じ事なり
斯
(
かく
)
て
後
(
のち
)
庄左衞門は
姑
(
しばら
)
く
田舍
(
ゐなか
)
に
潜居
(
かくれゐ
)
て
外科
(
げくわ
)
を
習
(
なら
)
ひ
覺
(
おぼ
)
え兩三年立て妻子を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
掻切(かききつ)の例文をもっと
(1作品)
見る
▼ すべて表示
かききり
(逆引き)
最後に
護身刀
(
まもりがたな
)
を引抜て真一文字に
掻切
(
かききり
)
たる時に、
一朶
(
いちだ
)
の白気閃めき出で、空に舞ひ上りたる八珠「
粲然
(
さんぜん
)
として
光明
(
ひかり
)
をはな」
処女の純潔を論ず:(富山洞伏姫の一例の観察)
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
掻切(かききり)の例文をもっと
(1作品)
見る
かきゝ
(逆引き)
今夜にも両人を
槍
(
やり
)
で
突殺
(
つきころ
)
し、其の場で己も腹
掻切
(
かきゝ
)
って死のうか、そうすれば是が御主人様の顔の見納め、と思えば
顔色
(
がんしょく
)
も青くなり、主人の顔を見て涙を流せば
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
掻切(かきゝ)の例文をもっと
(1作品)
見る
かっきり
(逆引き)
この遺書蝋燭の下にて
認
(
したた
)
めおり候ところ、只今燃尽き候。最早
新
(
あらた
)
に燭火を
点
(
ともし
)
候にも及ばず、窓の雪明りにて、
皺腹
(
しわばら
)
掻切
(
かっきり
)
候ほどの事は出来申すべく候。
興津弥五右衛門の遺書(初稿)
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
掻切(かっきり)の例文をもっと
(1作品)
見る
掻
漢検準1級
部首:⼿
11画
切
常用漢字
小2
部首:⼑
4画
“掻”で始まる語句
掻
掻巻
掻込
掻合
掻廻
掻消
掻口説
掻取
掻分
掻乱
“掻切”のふりがなが多い著者
高山樗牛
三遊亭円朝
作者不詳
北村透谷
森鴎外
山本周五郎
泉鏡花