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亡
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に
ふりがな文庫
“
亡
(
に
)” の例文
龐涓
(
はうけん
)
行
(
ゆ
)
くこと
三日
(
みつか
)
、
大
(
おほひ
)
に
喜
(
よろこ
)
んで
曰
(
いは
)
く、『
我
(
われ
)
固
(
もと
)
より
齊
(
せい
)
の
軍
(
ぐん
)
の
怯
(
けふ
)
なるを
知
(
し
)
る。
吾
(
わ
)
が
地
(
ち
)
に
入
(
い
)
りて
三日
(
みつか
)
、
士卒
(
しそつ
)
亡
(
に
)
ぐる
者
(
もの
)
、
半
(
なか
)
ばに
過
(
す
)
ぎたり』
国訳史記列伝:05 孫子呉起列伝第五
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
ややあって
軍吏
(
ぐんり
)
の一人が口を切り、先年
浞野侯
(
さくやこう
)
趙破奴
(
ちょうはど
)
が
胡軍
(
こぐん
)
のために
生擒
(
いけど
)
られ、数年後に漢に
亡
(
に
)
げ帰ったときも、武帝はこれを罰しなかったことを語った。
李陵
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
然
(
しか
)
れども巻三百四、
鄭和伝
(
ていかでん
)
には、
成祖
(
せいそ
)
、
恵帝
(
けいてい
)
の海外に
亡
(
に
)
げたるを疑い、
之
(
これ
)
を
蹤跡
(
しょうせき
)
せんと欲し、且つ兵を異域に輝かし、中国の富強を示さんことを欲すと
記
(
しる
)
せり。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
家の者もやはりそういって珏に冗談をいったが、後になってその鸚鵡は
鎖
(
くさり
)
を
断
(
き
)
って
亡
(
に
)
げていった。玉も珏も始めて阿英が旧約があるといった言葉の意味を悟ることができた。
阿英
(新字新仮名)
/
蒲 松齢
(著)
それゆえ、
胡陣
(
こじん
)
に
亡
(
に
)
げて
単于
(
ぜんう
)
の前に引出されるや、伏兵を
懼
(
おそ
)
れて引上げる必要のないことを力説した。言う、漢軍には後援がない。矢もほとんど尽きようとしている。
李陵
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
▼ もっと見る
建文皇帝果して崩ぜりや否や。
明史
(
みんし
)
には記す、帝終る所を知らずと。又記す、
或
(
あるい
)
は
云
(
い
)
う帝
地道
(
ちどう
)
より
出
(
い
)
で
亡
(
に
)
ぐと。又記す、
滇黔
(
てんきん
)
巴蜀
(
ばしょく
)
の
間
(
かん
)
、
相
(
あい
)
伝
(
つた
)
う帝の僧たる時の往来の跡ありと。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
その父は
胡人
(
こじん
)
だが、
故
(
ゆえ
)
あって衛律は漢の都で生まれ成長した。武帝に仕えていたのだが、先年
協律都尉
(
きょうりつとい
)
李延年
(
りえんねん
)
の事に
坐
(
ざ
)
するのを
懼
(
おそ
)
れて、
亡
(
に
)
げて
匈奴
(
きょうど
)
に
帰
(
き
)
したのである。
李陵
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
亡
常用漢字
小6
部首:⼇
3画
“亡”を含む語句
死亡
亡父
未亡人
逃亡
亡者
亡母
滅亡
亡妻
亡夫
亡魂
亡霊
流亡
亡兄
敗亡
遁亡
焼亡
亡骸
隠亡
御亡
罪亡
...