“成祖”の読み方と例文
読み方割合
せいそ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかれども巻三百四、鄭和伝ていかでんには、成祖せいそ恵帝けいていの海外にげたるを疑い、これ蹤跡しょうせきせんと欲し、且つ兵を異域に輝かし、中国の富強を示さんことを欲すとしるせり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
東に、筆をえん成祖せいその前になげうって、「死せば即ち死せんのみ、詔や草すべからず」と絶叫したる明朝の碩儒方孝孺ほうこうじゅがある。いささかもって吾人の意を強くするに足るのである。
法窓夜話:02 法窓夜話 (新字新仮名) / 穂積陳重(著)
卓敬あざな惟恭いきょう、書を読んで十行ともに下るとわれし頴悟聡敏えいごそうびんの士、天文地理より律暦兵刑に至るまできわめざること無く、後に成祖せいそをして、国家を養うこと三十年
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)