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亡
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うしの
ふりがな文庫
“
亡
(
うしの
)” の例文
ゴケは「後家」などという文字を
夙
(
はや
)
くから書いて、次第に夫を
亡
(
うしの
)
うた不幸な女のみに限るようになったが、奥羽は一般にその語の用法がはるかに広い。
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
また動物のあるもの(例せば犬)は嗅覚甚だ精しく、人間も蛮族や不具で他の諸覚を
亡
(
うしの
)
うた者が鼻で多く事を弁ずるから、鼻の鈍い者ほど上等民族だなどいう。
十二支考:05 馬に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
(この尼が、十七年前に
亡
(
うしの
)
うた子の
右馬助家盛
(
うまのすけいえもり
)
に、頼朝は瓜二つともいいたいほどよう似ておる。右馬助がもし生きてありなばと、そぞろ思い出されて、涙がこぼれてならなんだ)
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
無用の事をするから
己
(
おれ
)
が飲むとて飲んでしまい、足を画き添えようとした者その酒を
亡
(
うしの
)
うた。
十二支考:04 蛇に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
亡
(
うしの
)
うて、玄徳はいま家庭的には孤独ですが、さりとて、妻とわかれてから、肉まだ冷やかというほどの月日も経っていないうちに、どうして後添えなど持つ気になれましょう。正直、まだ望んでもおりません
三国志:08 望蜀の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
支那でも初至の天癸から紅鉛を製し、童男女の尿より秋石を
煉
(
ね
)
り、また新産児の
胞衣
(
えな
)
を混元毬など尊称して至宝となし、内寵多き輩高価に求め服して身命を
亡
(
うしの
)
うた例、『五雑俎』等に多く見ゆ。
十二支考:05 馬に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
「ことに、母を
亡
(
うしの
)
うてから、なおさらに……」
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
亡
常用漢字
小6
部首:⼇
3画
“亡”を含む語句
死亡
亡父
未亡人
逃亡
亡者
亡母
滅亡
亡妻
亡夫
亡魂
亡霊
流亡
亡兄
敗亡
遁亡
焼亡
亡骸
隠亡
御亡
罪亡
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