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覩
ふりがな文庫
“覩”の読み方と例文
読み方
割合
み
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
み
(逆引き)
貫一は彼の説進むに従ひて、
漸
(
やうや
)
くその心事の火を
覩
(
み
)
るより
明
(
あきらか
)
なるを得たり。彼が千言万語の舌を
弄
(
ろう
)
して
倦
(
う
)
まざるは、
畢竟
(
ひつきよう
)
利の一字を
掩
(
おほ
)
はんが為のみ。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
採鉱溶鉱より運搬に至るまでの光景
仔細
(
しさい
)
に写し
出
(
いだ
)
して目
覩
(
み
)
るがごとし。ただに題目の新奇なるのみならず、その叙述の
巧
(
たくみ
)
なる、実に『万葉』以後の手際なり。
曙覧の歌
(新字新仮名)
/
正岡子規
(著)
かくて
餘物
(
よぶつ
)
を
覩
(
み
)
るや。
皆
(
みな
)
丘山
(
きうざん
)
もたゞならず、
乃
(
すなは
)
ち
自
(
みづか
)
ら
射
(
い
)
る。
射
(
い
)
るに
從
(
したが
)
うて、
𥶡
(
りん
)
盡
(
こと/″\
)
く
蟲
(
むし
)
の
心
(
むなもと
)
を
貫
(
つらぬ
)
く。
以
(
もつ
)
て
飛衞
(
ひゑい
)
に
告
(
つ
)
ぐ。
先生
(
せんせい
)
、
高踏
(
かうたふ
)
して
手
(
て
)
を
取
(
と
)
つて
曰
(
いは
)
く、
汝得之矣
(
なんぢこれをえたり
)
。
術三則
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
覩(み)の例文をもっと
(13作品)
見る
覩
漢検1級
部首:⾒
16画
“覩”を含む語句
目覩
覩易
逆覩
聞覩
覩新及第題名処
覩窮
“覩”のふりがなが多い著者
徳富蘇峰
尾崎紅葉
司馬遷
南方熊楠
二葉亭四迷
徳田秋声
幸田露伴
正岡子規
泉鏡花