“緑玉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
エメラルド65.0%
エメロウド15.0%
えめろうど5.0%
りょくぎょく5.0%
りよくぎよく5.0%
エメロード5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
嗚呼(ああ)今の時、今の社会に於て、大器を呼び天才を求むるの愚は、蓋(けだ)し街頭の砂塵より緑玉(エメラルド)を拾はむとするよりも甚しき事と存候。
渋民村より (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
かの小さな緑玉(エメロウド)の古色は私がそれらの強烈な色彩の歓楽に疲れたとき、やるせない魂(たましひ)の余韻を時としてしんみりと指の間から通はすだけの事である。
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
声さへ立てず、緑玉(えめろうど)、息(いき)をひそめし瞳こそ
緑の種子 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
緑玉(りょくぎょく)、碧玉、孔雀石(くじゃくせき)の片がほろ/\とこぼれて、其数約二十余、葉末の露にも深さ一分の水盤の水にも映(うつ)って、光ったり、消えたり、嬉(うれ)しそうに明滅(めいめつ)して、飛び立とうともしない。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎、徳冨蘆花(著)
冷(つめ)たい肌黒(はだぐろ)の胡桃(くるみ)の木よ、海草(かいさう)の髮を垂れ、くすんだ緑玉(りよくぎよく)の飾をした女(をんな)、空(そら)の草原(くさはら)の池に浸(ひた)つて青くなつた念珠(ロザリオ)、ぼんやりとした愛の咽首(のどくび)を締(し)めてやらうとするばかりの望、よく實(み)を結び損(そこな)ふ繖形花(さんけいくわ)。
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
近代の傷(いた)ましい悩みからぬけいでて純なる小鳥の心にたちかへれよ、たゞ自らを偽るな、涙を惜しめ、而して美くしい小さな冷(つめ)たい緑玉(エメロード)のごとく常に悲しい光に息づけよ。
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)