“緑宝玉”の読み方と例文
読み方割合
エメラルド100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
糸七のおなじ話でも、紅玉ルビー緑宝玉エメラルドだと取次ばえがするが、何分焼芋はあやまる。安っぽいばかりか、稚気が過ぎよう。
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
指環をめた白い指をツト挙げて、びん後毛おくれげを掻いた次手ついでに、白金プラチナ高彫たかぼりの、翼に金剛石ダイヤちりばめ、目には血膸玉スルウドストンくちばしと爪に緑宝玉エメラルド象嵌ぞうがんした
伯爵の釵 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
かて温石おんじゃくと凍餓共に救う、万全の策だったのである、けれども、いやしくも文学者たるべきものの、紅玉ルビー緑宝玉エメラルド、宝玉を秘め置くべき胸から、黄色に焦げたにおいを放って
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)